OURSONG主催の作画王グランプリに向けて制作した、ループ・アニメーション。ローファイ・ヒップホップ音楽というテーマに向き合い、80年代のニューヨークのビルの階段を、ヘッドフォンをかけた青年が永遠に降り続けていくというコンセプトを考え、ループ・アニメーションとして表現した。3DCGと作画によるアニメーションを高度に融合させ、密度の高い空間を生み出している。また、コンセプトアートの段階から絵としての完成系をイメージし、紫色と黄色を基調としたムーディーなルックとして完成することができた。コンセプトからルックデヴ、コンポジションまで、今までにない表現に果敢に挑戦し、自身の次のステップを示す作品となっている。